等待____消逝__)));:

ドラマ 『バンビ～ノ！』

いよいよ、動き出しましたー！

「バンビーノ」 とは、イタリア語で 「赤ん坊」 「坊ちゃん」 「若造」 といった意味で、このドラマの主人公・伴省吾につけられたあだ名です。
一人前の料理人を目指して、自信満々で福岡から東京のイタリアンレストランにやってきた伴は、調理場という戦場の中でその鼻を折られ、立ち尽くします。
失敗して怒鳴られて落ち込んで……それでも決してくじけずに夢に向かって立ち上がることで伴は成長していきます。

まさに青春イタリアン！

そして初めまして。新人ＡＤのマサです。
ドラマ１年生。それどころかＡＤ１年生。そして上京１年目の、これでもかという新人ＡＤの僕。

「あ、こんなところにもバンビーノがいるじゃん」 と言われて始まったのがこの日記です。

これから３ヶ月、新人ADがドラマの世界に入って修行をする姿を、ありのまま綴っていきます！ぜひ読んでみて下さい！

今日は 「顔合わせ」 と 「本読み」 がありました。

朝10時、日テレのホールに続々と出演者、スタッフが100人ぐらい集まって、
会場はもんのすごい威圧感！その中にいる小さな僕。

意味なく緊張。

我等が監督大谷さんやプロデューサー加藤さん、脚本の岡田さん、
そして出演者の方々が挨拶を済ませると次はスタッフ紹介へ。

…ん？スタッフ紹介？…それって僕も呼ばれるってこと？

と思っているうちにプロデューサーが次々とスタッフの名前を挙げていく。

先輩の助監督たちが呼ばれ、よろしくお願いしますと挨拶をしていく。
このままやとすぐに僕の番やん！

うわ！めっちゃ緊張してきた！

と思っている間もなく名前を呼ばれてしまった。
朝から会場案内をやっていたので一番後ろに座っていた僕。

ええい！こうなったら叫んでやる！ 「に、にしのです！よろしくお願いします！」

…ということで、なんとか事なきを得ました。
（あとで衣裳さんに 「大きな声で挨拶がよくできました」 と花丸をもらいました。笑）

その後、第一話の読み合わせが行われたのですが、これがまたすごかったです！本で書かれていた台詞を実際の出演者が声に出すと、会場はもうドラマの臨場感でいっぱいでした！聞いているだけでゾクゾクと鳥肌が立つような。
やっぱり役者さんはすごいなぁと、こちらがいい気分になりました。

撮影開始が迫ってきました！

この調子で頑張ります！

ついに！

ついに！

ついに撮影が！

始まりましたー！！

ビル風がビュービュー吹き荒れる六本木ヒルズ前で、『主人公・伴省吾が上京してきた』というシーンでクランクイン！

上京してきて「やってやる！」という表情を見ていると、去年の自分を思い出します。

よーし！
やったるでー！

今日からスタジオのセットでの撮影がスタートしました！

それにしても驚きました。朝、スタジオの中に入ってみると、なんとそこにイタリアンレストランが丸ごと一軒建ってるんですよ！

ホールから厨房までそっくりそのまま！まるで新しいイタリアンレストランが開店しちゃうみたいなんです！

これがプロの力か！美術さんたちすげー！

松本さんをはじめ、キャストの皆さんも、迫力あるスゴいセットを前に驚いてました。そして、僕もまた、「このレストランで３ヶ月、俺も頑張るでー！」と、改めて気合いを入れ直したのでした！

この日記の主である 「マサ」 は、いつにも増してちょっと忙しく、バタバタしているため、今回は、ＡＰの私、タキヨが 「マサ」 を観察し、レポート致します！

さて、タイトルにもある「雨降らし」とは如何に？！呼んで字の如くなのですが、人工雨を降らすわけです。クレーンあり、散水車ありで、とにかくロケは大掛かり。

カメラ位置を決める為、松本潤さんの代わりにマサ登場！マサは、雨に打たれながら、主人公の伴に成りきります！びしょびしょに濡れて濡れて濡れまくります。合羽に包まれて、「準備中で～す！もう少々お待ちくださ～い！」 と声を張り、走り回るマサ。もう一人のバンビという名に相応しく、先輩助監督や、カメラさんたちに 「そこ違う！もっと右に寄って・・・」 などと叱られながらも、走り回るマサ。

まだまだ、監督への道は険しいけれど、挫けずにファイト！

そんな中、第１話の重要なシーンのひとつであるこの厳しい撮影を、松本潤さんと佐藤隆太さんは、雨に濡れても顔色ひとつ変えず、役に入り込んでいらっしゃいました。まさに、『水も滴るいい男』 ・・・な、お二人でした。

朝、まだ静かに準備が進められているスタジオ。
寝不足の頭でセットの掃除をしていると、
スタジオ入口からいきなりものすごい声が聞こえてきました。

「チャオっ！！！」

「チャオっ！！」

「ボンジョールノっ！！！！」

い、市村正親さんや！

スタジオ中に響き渡る声でその場が急に活気づき、
僕の脳みそも往復ビンタされたように目が覚めました。

市村さん、すごいパワーや！

毎朝この声が脳に響けば、朝からバリバリ働けるはず。

この声で目が覚めれば。

「市村さんボンジョルノ目覚まし時計」でも発売されないだろうか。
いや、今の時代なら着ごえの方が…。

などと考えている暇もなく、撮影スタートでした。

普段もイタリア人シェフ役のピエトロさんをつかまえて、
イタリア語台詞の練習をしている市村さん。
市村さんがいると、スタジオはそれだけで「イタリア～ン」な雰囲気に
なるのでした。

初めまして、かとＰです。

なぜ「裏バン日記」なのに僕が書いてるかと言うと、ADマサが本当にいっぱいいっぱいなのですすいません。（今も先輩ADに怒られながらスタジオの中を走ってますまさにバンビ～ノ！）

それはそうと、撮影は順調に進んでます。主演の松本潤くんも、もう伴省吾になりきってて、コック服姿も板についてきました。

潤くんとは2002年の「ごくせん」以来のお仕事ですが、すっかり大人の落ち着きがあって、「役者としても人間としても成長したなー」と、まるで父親のような気持ちで見守ってます（俺はあんまり成長してないなー、と反省しつつ ）

ちなみに、このドラマのために特訓した潤くんの料理の腕前は相当なものなんです。手元の映像も吹き替えなしで本人がやってるので、そのあたりもチェックしながらぜひOA見て下さい

またまた、新たにマサの後援部隊でスタッフ日記にお邪魔致します、浅井です。マサは連日のスタジオ収録で、不眠の日々を過ごしてまして皆さまにリアルタイムな『バンビ～ノ！』の状況をお伝えするべく、参加させて頂きました

さて、タイトルにさせて頂いた『前室』とはスタジオの入り口付近にある待合室のようなもので、主にキャストの皆さんが、出番前に待機をされているところなんですが…。この『バンビ～ノ！』の前室は凄いんです なにが、凄いかと申しますと、まず皆さまもご存知の通りの濃さそして、人数さらに美しさ 松本さん始め、北村さん、市村さん、佐々木さん、内田さん、香里奈さん、佐藤さん、ほか厨房メンバー、ホールメンバー、約２０名強 一同に出番を待ち、前室で一息付きながら、芝居の話や雑談をしています。朝から晩まで連日のスタジオ収録で、ほぼ合宿状態な日々を過ごすキャストの皆さんは、学園ものドラマのようにスゴく仲が良いんです 市村さんのダジャレに突っ込んだり、北村さんの歌を聞いたり、松本さんや内田さん、香里奈さん達で昼食を賭けてジャンケンしたり、佐々木さんが覚えたイタリア語を披露したり そして、３６０度どこを向いても美しい

この『バンビ～ノ！』の舞台であるイタリア料理店、バッカナーレの結束感・一体感は、もしかしたらこの「前室」で生まれていくのかもしれないなぁ～と、目の保養をしながら、浅井は思うのでした

ごぶさたしております！マサです！
本人です(笑)

撮影フルコースな毎日ですが、何と言っても朝が早いです！
ロケの日には朝の5時半とか6時から動き出します。
僕は「先発隊」に入って現場の準備をするので、さらにもう少し早いです！
開けまぶた～！と思ってもまゆ毛しか上がりません！
でも、今日は、しっかり目を開けてなきゃなりません！
なぜなら、今日はいよいよ第一話の放送なのです！
よーし、張り切って見るぞー！って、俺、ロケだった…

けれど、本当に、連日朝早くから、キャストの皆さんはじめスタッフ一同、
一丸となって作ったドラマですので、是非、御覧ください！

ご無沙汰しておりまして、申し訳ございませんでしたっ！
この日記の主であるマサは、相も変わらず、走り回っておりまして……、今回も、私、ＡＰタキヨが代役を務めさせていただきます！

さてさて…、びゅーんと、ひとっ飛び！行ってまいりました！博多！
松本さんは、到着するや否や、一息つく暇もなく、すぐに準備にとりかかり、撮影開始！そして、来て早々、博多の街を、走る、走るっ、走るっっ、松本さん。そんな中…、興味深かったのは、街の皆様の反応です。まさか、博多に松本さんがいるとは思いもよらないのでしょう…、偶然通りかかった方の多くは、まず、何やってんのかなぁ？と不思議そうに見て、二度見して、そしてまた見て、「あっ！」 と気付いて、「きゃ～！」 と悲鳴…そんな反応があちこちで見受けられました
そんなこんなで、夕方には、とある砂浜へ…。溢れ落ちそうな真っ赤な夕陽に染まった海が…とっても綺麗で……、そのあまりの絶景に、松本さんも、ご自身のカメラでこっそり撮影されていました ここからは吹石さんも合流し、伴と恵理、二人の重要なシーンの撮影へ……。ところが、日中は暖かかったのですが、日が沈み、海辺ということもあって、肌寒くなってきましたしかし、松本さん、吹石さんお二人とも長時間の撮影にも拘わらず、スタッフと真剣に台詞の言い回しや表情などを話し合い、撮影に臨んでいらっしゃいました。
そのシーンは・・・OAをお楽しみに！

なんだか盛り沢山の博多初日は、こうしてあっという間に過ぎたのでした…。
続きは…また次回☆彡

今回もＡＰタキヨが、前回の続き・・・博多話でまいりたいと思います・・・。
翌朝・・・、まだこれから出勤される方々を横目に・・・、松本さんには、またまた博多の街を走って頂いちゃいました！！（本当、スミマセン！）
松本さんには、そんなふうに朝から何度も何度も走って頂いたのですが・・・、天候にも恵まれ、この日も、日中は暑いくらいの良い天気でした。降り注ぐ太陽の日差しと、春らしいそよ風・・・その気持ちよさからか、松本さんの一声で、一同揃って、博多ロケの記念写真をパチリッ！心地良い天気も手伝って、松本さんも吹石さんも、スタッフ一同、とってもとってもいい笑顔でした。
そして、次に来たのは、焼き餅屋・・・。で、この焼き餅が、また美味しいんです！絶品です！熱々の出来立てっ！松本さん、吹石さんも、もちろん、美味しそうに召し上がってました。（実は、この横は、まさに原作漫画にも登場していた商店街の通りなんです・・・。皆で、ちょっと感動してみたりして・・・。）
徐々に帰京の時間迫る中・・・、博多の街を次々と移動してロケ敢行！
そんなこんなで慌しくも、充実した博多ロケの様子は、今晩の放送で、皆様の元にたっぷりお届け致します！お見逃しなく！！

日記ポルタ！
更新も成長も滞っているマサです

さてさて、ドラマに登場するパスタがおいしそうと評判だそうです！
何か嬉しいです！

画面に出てくる食べ物や飲み物などは「消えモノ」と呼んでいるのですが（胃に消えるから？）、レストランが舞台のバンビ～ノは何と言ってもこの「消えモノ」が大変です。

満席のシーンの撮影ともなると大量の料理が登場します。パスタだけでなく、サラダやメインディッシュやコーヒーなど、テーブルごとに置いていき、大にぎわいの店内をつくるんです！

・・・で、 バンビな僕は料理の乗った皿を手に走り回っております。ちょっとでも滞ると「ここの前菜まだ？」「パスタ出てねえぞ！」と声が飛んで来ます。

僕の目に映る、あまりにもリアルな香取＆あすか・・・というか先輩ADの方々。

そして僕は今日も大声で答えます。「はい！ただいま！」「今持ってきます！」と。

よーし！
本物のバンビを見習って、すくすく育ってやるー！！

はじめまして、こんにちは今回は初登場のバンビ～ナ（女性だとこの呼び名になります。）AP小菅が現場をレポートしたいと思います！
今日は、スタジオの収録で厨房シーンを撮りました！厨房のシーンと言えば…なんと言っても消えモノ（前回に説明致しましたが…）
今回は劇中で伴省吾が作るパスタです！もちろん吹き替えなしで松本さんが全部作ったモノです
そして出来上がった後、前室（またまた以前に説明しましたがスタジオ前の待合室のことです。）にて出され、みんなで仲良く分け合いました～
わたくしもここぞとばかりに一口頂きました！
気になるお味はといいますと…ボォーノ
いい食材、すばらしい料理指導、あとはなんといっても松本さんが一生懸命作ったのでおいしくないわけがない！
みなさんにもぜひ食べて頂きたいところですがバッカナーレに足を運んで頂くのは大変なので極秘レシピを教えたいと思います。
こちらの番組HP、イタリアンレシピコーナーに掲載しますのでチェックしてみて下さい
そして、気になる今日のバンビマサくんはと言いますと…またまた走っております。
スタジオの廊下をひたすら走りキャストの方々に現状を伝えてました
それではまた会う日まで～チャオです！
6話もお楽しみに！！

生田スタジオにはスタッフが仮眠するための部屋があります。

その名も「休養室」

僕も使わせてもらってます！ベットだけが置いてある殺風景な部屋なのですが、撮影が終わった僕にとってはまるで高級ホテルのような癒しと安らぎがあります！備え付けのシーツを敷いて、家から持ってきた目覚ましをセットして、たまに音楽聴いちゃったりなんかして、眠りにつくわけです。そうそう！忘れてならないのが湿布です！スプレー式の湿布！

一日使った足にプシュ～ッと吹き掛けるともんのすごく気持ちよく、「ふお～～～～」っと誰もいない部屋でひとりトロけております

ああ、ささやかな幸せ☆

湿布の香りをアロマテラピー代りに、今夜もおやすみなさい(笑)

ルービックキューブ……
当番組の前室で今、ちょっとしたブームになってます！
実は、これ、最初は北村さんが一人でハマっておられたのですが、
松本さんはじめ、皆さん次々つられて…何面クリアしたか競い合ってメキメキ上達されています
最近では、少し飽きたのか、次なるトランプブームがやって来ております！

そんなこんなで、とにかくチームバンビ～ノ！の皆様は、本当に本当に仲良しなんです
撮影も後半戦…。この光景が見られるのも、あと少しなんだなぁと思うと、ちょっと寂しくなったりして……。
放送も、まだまだ最後まで目が離せませんので、後半戦も皆様、よろしくお願い致します

そして、裏バンビ、マサも、呼び込み（出演者の方を控室からスタジオへと声かけすること）の際、ちょっと冗談交える余裕ができてきたくらい、日々成長しておりますので、引き続き、応援よろしくお願い致しますm(__)m

クランクインからもう３か月が経ちます！

その中で、このドラマならではの楽しみがひとつあります。それは、余った食材でときどき調理チームから食べ物がふるまわれることです！

調理チームの皆さん、ありがとうございます
感謝！感謝！

面白かったのはドルチェを扱った第８話！たくさんのドルチェをつくった日の休憩時間に、出されたドルチェにスタッフが殺到！撮影中、甘いにおいの中おいしそうなドルチェを間近で見せつけられてきたスタッフ一同の食いつきは何とも豪快・・・というか、野性的でした(笑)

という僕もいただきました！おいしかったっす

そんな 「食の喜び」 を感じるのもバンビ～ノならではです！

食に感謝！感謝！

以上、食べ物を大切にする 『バンビ～ノ！』 から現場報告でした～！

６月が去り・・・
ドラマ『バンビーノ』・・・終了いたしました。

撮影の最終日、最後の１カットは奇しくも伴がバッカナーレでの最後の仕事を終えたときの、厨房での最後のセリフでした。

「終わった・・・」

そのセリフとともに４ヶ月に及んだバッカナーレの撮影も終わりました・・・

な～んてカッコつけて書いてみましたが、いや～ビックリです！本当に伴の「終わった・・・」というセリフで撮影がすべて終了しました！！

ん～、めっちゃドラマチックやんっ！

そして、伴の切ないラストカットは、監督の「オッケーぃ！」の声で拍手と歓喜に包まれました！
厨房に押しかけるスタッフ達！そして、花束！！

お疲れ様でしたーーーーーー！！！！！
お疲れ様でしたーーーーーー！！！！！
お疲れ様でしたーーーーーー！！！！！

役者の皆さんは涙なみだ・・・かと思ったら、皆さん笑顔！笑顔！笑顔です！！
笑いの絶えなかった和気あいあいとした撮影の雰囲気をそのまま爆発させたように、皆さん満面の笑みでクランクアップを祝福していました！
これも実にバンビ～ノらしいです！

すでにオールアップ（撮影終了）していた北村さん、内田さん、ホールメンバーも駆けつけ、お祭り騒ぎの中、役者の皆さんに花束が贈呈され、最後は大谷監督から松本さんに花束が手渡されました！

「バンビ～ノをやったことで、これからの人生でヒントになることをたくさん得ました。また次のステップで頑張っていきます！」と花束を肩に担いだ松本さんの姿は、バンビーノの卒業にふさわしい男前な姿でした！！カッコえ～！！
また、コメントをウィンクで締めるというサービス精神を忘れない北村さんや、最後まで笑いをとっていたほっしゃんさん、ホントに皆さん、素晴らしい方々です！
皆さん心から楽しそうでした！

本当に、ハードな撮影スケジュールお疲れさまでした！！

最後となりますが、
いつもこの日記を見て下さった皆さま、
最後まで更新が遅れましたこと、申しわけありませんでした。

また、不出来ながらなんとか最後までこられましたことを、支えてくださったすべての方に感謝しています。

正直に言うと、逃げたくなってしまうようなときもありましたが、夢に向かって真っ直ぐに走る伴省吾の姿を見て、少し頑張れたこともありました。

伴省吾やドラマに出てくる人々や言葉に心が動かされたのはきっと僕だけではないと思います。
『バンビ～ノ！』に何かを感じた人がたくさんいると思うと幸せです。

皆さま、
本当にどうもありがとうございました。